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FastVideoストーリー

※本頁の内容は、すべて取材時時点のものとなります。


FastVideoは、ニーズに最適化して作成されたテンプレートに、
画像・動画・テキスト等の素材を当てはめることにより、
簡単に動画を制作することが出来る
クラウド型のテンプレート動画制作サービスです。

PHASE-1「もっと手軽に・早く・大量に動画を作りたい」という市場ニーズ

「クラウドをベースにした“テンプレート型動画制作サービス”を作れないだろうか・・・」

―― それは2012年頃から度々話し合われていた構想だった。「動画をもっと手軽に。」をビジョンに掲げるLOCUSにとって、テンプレートをベースにしてユーザーが自ら簡単に品質の高い動画を制作できるサービスを提供することはビジョンの実現にも繋がるし、ユーザーにとっても価値のあるサービスに違いない。ただ、当時の結論としては「とはいえ、まだ早いよね」ということだった。

世の中に新しいサービスを提供する時、「何を」提供するかと同じくらい、「いつ」提供するかを見極めることが重要。早すぎても遅すぎても良くない。当時はまだ、「動画マーケティング」という言葉すら日本では一般的ではなかったため、いくら安くて簡単だとしても、ユーザーが自分で動画を制作して利用するまでには至らないだろうと判断したのだ。

それから3年が経った2015年春頃。多くの企業が様々な用途・シーンで動画を活用することが一般的になり、「自社メディア内に大量の動画コンテンツを掲載したい」「オーダーメイドで動画を制作するほどの予算は採れないが、動画は一度使ってみたい」という大手メディア系企業のニーズの芽も感じられるようになってきた。

LOCUSでは、日々プランナーがお客様の動画ニーズの生の声に触れているため、こうしたニーズの芽生えや変化を直ぐに感知できる。それは新規事業を考えたり、サービスインの時期を測るにあたって大きな強みになっていた。そこからの意思決定は早く、早速海外の類似サービス等についても研究。1ヵ月も経たないうちに正式なプロジェクトとして稼働し始めていた。

PHASE-2 自分の思いを実現できる新サービス「FastVideo」。

「こういうサービスを立ち上げたいと思ってるんだけど、どう思う?」

―― 樋口(ひぐち)がそう持ち掛けられたのは、新卒2年目が始まったばかりの頃だった。当時は「営業推進室」という営業の支援組織に在籍しており、その部のミーティングの席上でのこと。もともと「知名度や資本力がなくても良質な商品・サービスを有する企業に、動画や広告を通じてスポットライトを当てるお手伝いがしたい」と思いLOCUSに入社した樋口。これはその思いをど真ん中で実現できるサービスだと思い、「やりたいです!」と即答した。

そこから詳細な企画を詰めていく作業がスタート。このサービスの肝は「手軽で簡単であること」「様々な用途で使いやすいこと」「動画でしっかりと伝わること」の3点。どのようなテンプレートを作るかが非常に重要になってくる。単に見栄えの良い動画を作ろうとするのではなく、どういった目的で使われるのかを意識した上で、なぜこの表現がいいのかを自らに問い続けながらテンプレートを企画していった。テンプレートなので多くの制約はあるが、制約があるからこそ最適な表現を追求できる魅力的な仕事だった。

そして、同時進行で行なわれた全社コンペによってこのサービスの名称は樋口の考えた「FastVideo」に決まった。ファストフードやファストファッションのように、動画も手軽に楽しんで使えるようになってほしい。「ファストビデオ」という概念が世の中に浸透していくことを目指して、サービス開発に取り組んだ。

PHASE-3 クライアントに向き合い、寄り添いながら拡販に努める。

2016年。トライアル版のリリースを終え、本格稼働を迎えた「FastVideo」の営業の最前線に立っていたのは、樋口と同期入社の庵(いほり)だった。

庵が「FastVideo」を企業に案内していく上で直面したクライアントニーズは大きく2つ。1つは、大手企業や大手メディアが「大量に・高頻度に」動画を作りたいケース。もう1つは、中小企業やこれまで動画を使われなかったようなシーンで「安価に・手軽に」作りたいケース。両者で求められる営業手法は大きく異なった。

前者の場合、クライアントも会社としての大きな意思決定となるため、社内でも経営レベル・システム・商品企画・運用と、様々な部署が関わることになり、興味を持ってもらってから実働までにかなりの時間と工数を要する。色々な関係者にアプローチしながら、それぞれの相手の立場に立って必要な情報を提供し、根気強く接触と交渉を続けていくことが必要になる。一方、後者のお客様は意思決定は早いが、まだ動画に対するリテラシーが高くない事が多いため、どこでどう使うと役に立つのかをこちらから提案しつつ、丁寧にご案内して導入開始まで伴走することが求められた。

Web上のシステムで動画を生成する「FastVideo」事業において、営業マンはお客様と対面する唯一の接点。どうすればもっと使いやすくなるかといったサービスそのものを改善する為の情報が最も集まってくる立場である。中には顕在化した要望もあるが、お客様自身も気付いていない潜在的な要望もある。庵はそれをサービスのフロントラインで吸い上げ、システムチームに連携・協議し、サービスをより良いものに作り上げていった。また、自らも企画会議に参加しながらお客様のシステムとのAPI連携や多言語対応、既存テンプレートの充実化など、ニーズを先取りしたサービス強化にも取り組んでいるため、営業でありながらも事業やサービスそのものを作っているという実感があった。

「もっと多くのお客様にFastVideoを知ってもらいたい」「もっともっと良いサービスにしていきたい」その一心で奔走していた。

PHASE-4 前例や参考事例がないサービスを構築していくという面白さ。

「FastVideo」が正式にローンチされてから3ヶ月程が経った頃に、エンジニアの山口がジョインした。当時は外部ベンダーの力を借りてシステム構築を行なっていたが、世の中に類似サービスが存在しない「新しいサービス」だったため、システム的に色々な問題を抱えていることにすぐ気が付いた。もちろん、何とかサービスとしてお客様に提供できる水準ではあったが、複雑なシステム構成になっていたため、少しのシステム改修や機能追加をするにも、多くの時間と費用がかかる状態だった。

「FastVideo」のような、市場でも新しいサービスの場合、ベンチマークとなるサービスや過去の参考事例がないため、顧客ニーズに合わせて柔軟にサービスを変化・改善してく必要がある。そのため山口はジョインすると、まず最初にシステムの構成を見直し、複雑になっていた部分をシンプルにすることから着手した。実際、一部のプログラムと仕組みを完全に作り直すことになったが、結果的に動画生成のスピードが早くなったり、サーバー費用を抑制できたりという目に見える効果も生まれた上、開発をベンダーから巻き取り、全て内製化できる体制が出来たため、機能追加や改修をこれまでの何倍ものスピードと半分以下のコストで実現することができるようになった。

この間、スマホアプリのリリース、外部システムとのAPI連携、グローバル展開を見据えた多言語対応なども次々と実行。クライアントニーズもあるにはあったが、何より山口個人として「もっとこうしたい」「もっとこうした方が良いのではないか」という思いやアイデアがとめどなく溢れてくる。「FastVideo」がその名の通り「ファストビデオ」であるために。システム・サービスの屋台骨として、獅子奮迅の活躍が続いた。

PHASE-5 「FastVideo」× ○○ による、無限の可能性。

「FastVideo」のリリースから1年以上が経過。

大手求人メディアでの導入が決まったり、出展した展示会で大きな反響を得たりと、好調を維持している。この間、スマホアプリのリリースやテンプレートのブラッシュアップ・増産などサービスも日々進化を続けている。一方で、「FastVideo」の知名度を上げ、「ファストビデオ」という概念を浸透させ、「動画をもっと手軽に。」というビジョンを真の意味で実現するのはまだまだ道のりは長い。また、類似サービスの登場など、ビジネスとしての競争も徐々に激化してくることが想定される。

しかし、これまでも低価格動画制作パッケージ「PROMOTTO.TV」や、動画マーケティングメディア「movieTIMES」など、業界に先駆けて新しいサービスをいち早く市場に提供し、業界のスタンダードを作ってきたLOCUSには、「圧倒的な顧客接点」「市場ニーズをいち早く感知する営業力」「常に顧客の立場に立って考えるビジネススタンス」「マーケティングから運用までを精緻に作り上げる開発運営力」という確実な強みがある。

今後も「FastVideo」自体をより強化・進化させていくことはもちろん、AIやパーソナライズドシステムと絡めたVideoTechや、BtoC領域への展開、グローバル進出等、「FastVideo」を起点とした様々な新しい事業展開を目論んでいる。そこには、まだまだ果てしない可能性が広がっている。